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2017年12月 2日 (土)

あぐり新聞 12月号

皆様へ
 早いもので今年も12月に入ってしまいました。皆様いかがお過ごしでしょうか。よくても寒さが和らぐ程度の日々で、さすがに暖かい日はありません。一枚、また一枚と日に日に着ぶくれしていって風船に足が生えてるみたいです。みんなが丸く見えてきます。「俺は7枚着ているぞ!」「いやいや俺は8枚だ!」いつもの冬のワンシーンです。

 12月の松幸農産では、麦の種蒔きを必死で行っています。10月は長雨で全く作業が進みませんでしたが、11月に入ると一転、晴れの日ばかりが続きました。遅れを取り戻そうと猛然と作業を進めておりましたら、いつの間にやら追いついて、例年と同じようなスケジュールになりました。この12月が最後の種蒔きの適期ですから、気持ちよく年末年始を迎えられるよう、今年最後の気合を入れて突っ走っていこうと思います。

 さて、今年平成29年は最後の年です。いわゆる「30年問題」です。「減反」や「転作」という言葉はよく耳にしますよね。1960年代には米が余りはじめ、私が生まれた1970年代に導入されたお米を作らない政策、それが減反や転作(生産調整)です。以来、一貫して国は米の生産に関与してきました。その関与を来年、平成30年からやめて「自主的に生産調整を行ってくださいね」となり、その先はどうなるかわからない。これが「30年問題」です。

 普通に考えて、生産調整がなくなれば、大量の米が作られて余り始めます。何とか売らなければならないのでその分、価格は下がります。消費者にとってこれはメリットですね。ただ、8年前に米の大暴落があった際には、私たちも非常に苦しい立場に追いやられました。その記憶が生々しい現時点で作り手の生産者はそれを望んでいません。消費者の方々には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、それが正直な気持ちです。

 そういった気持ちを考慮して国も無策ではありません。聞かれた方も多いと思いますが「飼料米=エサ米」の大増産です。転作作物として、法律上人間が食べてはいけない家畜の餌を作ることになりました。エサ米は輸入トウモロコシとの戦いです。一般の米以上に、価格では太刀打ちできません。その為、価格を合わせるために補助金で補てんされています。今ではエサ米を作った方が得な場合も多々あるので、どんどん増産されている最中です。みんながエサ米を作るので人間が食べる米の量は減り、近年米の価格は上がり続けています。 

 ある意味バランスが取れていると感じられるでしょうか。それとも何か変な感じだと思われるでしょうか。一方では生産調整をやめて、米が余るかもしれない状況を作り、米価を下げる。しかしその他方で同時にエサ米を作って調整を行う。これが機能して米は値上がりする。士すっきりしませんね。

 そんな中、松幸農産はどうするか。私は単純ですが「いいお米を作ろう」と思っています。海外産に値段で勝てる米、補助金で成り立つエサ米。考えるだけでなんだか寂しくなります。それよりも肥沃な土壌を作って、愛情込めて育て、秋には美味しいお米を収穫したい。汗を流して、泣いて笑ってのいつもの秋を迎えたい。そういったことに値打ちを感じるのです。高級品でなくて、誰もが手にできる範囲で、いつでも食べていただけるお米を作ることが生産者の仕事だと思っています。「いいお米」を作っていけば、そこにこそ道が開けてくると信じています。

 平成30年はどんな一年になるのでしょうか。「30年問題」がやってきますがどうなるかは実は誰も予想しきれていません。米価が大暴落するか、引き続き値上がりするか、よくわからないのです。でも、それはそれとして受け入れ、自分たちは自分たちの出来ることをしっかりする。そんな一年にしたいと思っています。

 皆様、今年も一年間本当にありがとうございました。非常に厳しい時代ですが、私たちのお米を食べて下さる皆様がいることが何よりの励みです。来年も少しでも皆様の期待に応えられるお米を作っていこうと思いますので是非見守ってください。

 何かと慌ただしい時期ですが、良いお年を迎えられますように。
 一年間、本当にありがとうございました。

                          農業生産法人 松幸農産
                               代表 松田 丈輔

「ポニーの芸」
 私たち、これから村のアイドル、ポニーたちはりんごか柿をあげると、犬がお腹をなでてほしくてあお向けになるようにポニーもあお向けに転がります。最初は調子を崩したかと心配しましたが3匹が3匹とも、リンゴか柿をあげると転がるのでよっぽど嬉しいのだ・・・ということで落ち着きました。わざわざポニーに会いに来てくださるお客様のためにポニー芸として、飼育係の滝さんは披露しています。ポニーも嬉しいおやつです。

あと、体が小さいので幼く見えるポニーですがお腹の大きさで中年だとばれてしまします。

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