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2017年6月

2017年6月 2日 (金)

あぐり新聞 6月号

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皆様へ

 6月に入り雨の季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。今年は4月の田植え以降、ほとんどまとまった雨が降っていません。「あれ?そういえば・・・」と感じられるのではないでしょうか。パラパラと降る小雨は数回ありましたが水たまりができるほどの雨は一日しかありません。お米を作る私たちにとって、雨が少ないことは死活問題なので本格的な水不足になる前にまとまった雨がほしいところです。一方で麦の刈り取りが6月1日から始まりましたので逆に晴れの日が続かないと、それはそれで苦しい思いをしてしまいます。願わくばドカッと雨の降る日が3日ほしいところです。欲を言えば、それ以外は晴天だと麦の収穫が進んでありがたいものです。埃っぽい乾いた地面を見るとついついそんなことを考えてしまいます。自然相手の農業ですから考えても仕方のないことですが、今年は本当に雨が降る日を待ちわびています。

 さて松幸農産では5月中旬に無事に田植えを終えることができました。雨が少ない年とはいえ、数年前に作られた大きなため池とパイプライン化によって、苦労はしたものの順調に進めることができました。ただ、順調にいきすぎるのも考え物で、逆に私としてはがっかりすることが実は3つもでてきてしまったのです。

 まずは田植え機です。松幸農産では常時3台所有しています。本当は必死になれば2台でもなんとかなるのですが、スケジュールが遅れ始めると2台では絶対に追いつくことができません。どうしても3台が必要になります。実は昨年の田植え終了間際に長年使った1台が完全に壊れてしまい今年は新車を導入しました。「これで今年は大丈夫!」  されど幸いなことに待てど暮らせどスケジュールは遅れてきません。田植え中に何度もある大雨も大風もなく、結局2台で全てを植え終えてしまいました。無理して買った田植え機。結局倉庫の中で日の目を見ることなく、来年のデビューっを待つことになりました。一年先でも良かったが・・・・。

 さらにトラクター。常時4、5台所有しています。小数点以下0,5台とは20年以上使っている「おじいちゃんトラクター」で常時稼働している4台に何か故障があった場合だけ助けてもらうことにしています。今年は5月初旬の折り返しを過ぎた段階で常時稼働している4台のうち1台が上がってしまいました。今まで順調に進んでいるとはいえ、あと半分も同様とは限りません。「何とかすぐに修理してよ」とクボタさんに頼んでも「ここまで来るともう無理です」との答え。泣く泣くトラクターも新車に。

 極めつけは苗の生育です。田植え作業が順調なのは良いですが順調すぎると、スケジュールがどんどん前倒しになってしまい苗の生育が追いついていきません。一見、若葉が伸びて、立派な苗に見えますが大切なのは根の張り具合で、根が発達していない苗は、植えても地面を掴み切れずに流れてなくなってしまいます。

 残り一週間まで来て苗が成長するまで2日も作業を止めることになりました。でもそれなら何もトラクターを買わなくても・・・何とか動く3台で作業を進めればよかったじゃないか・・・「発注前までもどりたい・・」そう願っても後の祭りです。疲れがたまっていたスタッフは休めることにほっとしていましたが、彼らを横目に私一人が涙目でした。

 天候勝負の農業だけにどんな状況にも対応できるよう準備することは大切です。ただそんな準備も結果として無駄になる。順調にいって嬉しいはずが逆に何故か悲しくなる。こんな状況もあるんですね。考えもしませんでした。せめてこのまま天候に恵まれ、方豊作になることを祈るばかりです。

                           農業生産法人 松幸農産
                                代表 松田丈輔

酒米の件

 産官学連携日本酒プロジェクトについて今年も酒米の田植えが無事おわりました。その場で大学の先生が「今年はロンドンに行きましょう!」と言われました。プロジェクトに携わった人、一人、一回の海外訪問と言っていたので「私はフランスに行きましたが・・・」お断りしたのですが「やはり松田さんに来てほしいのです」と嬉しいお言葉。誰かに断られての人数合わせであることは重々承知しているのですがつい引き受けてしまいました。「NOとは言えない気の弱い松田さん」なんてことになるのかなあ・・・

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