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2017年4月10日 (月)

あぐり新聞 4月号

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皆様へ

 いかがお過ごしでしょうか。松幸農産では、冬の間に行う作業がすべて終えて田植えシーズンに突入しました。田植えでは大きく4チームに分かれて作業を進めます。一つは、田んぼの均平作業を行う「代掻きチーム。トラクター4台と水入れ2名の6人で構成します。二つ目が「田植えチーム。田植え機3台、手元3人、苗の運搬1人の7人での構成。三っ目の「育苗チーム」が2人。ぶどうハウスの管理も兼務です。四っ目が「草刈りチーム」で4人。他にも田植え後の水入れを手伝ってくれる近所の方々、雑務を手伝ってくれる用務員さん、精米と発送を手伝ってくれる事務員さんと、総勢30人ほどがこの時期の田植えに関わってきます。全員がそれぞれの役割をきっちりと行ってこそ松幸農産の田植え。誰ひとり病気も怪我も事故もなく進めていき、29年産のスタートを切りたいと思っております。ぜひとも松幸農産を応援してください。宜しくお願いいたします。

 さて、先日、近所の知人から電話がありました。「苗箱が大量に余っているけどもらってくれない?知り合いから頼まれたのだけど・・」ご存じの通り、育苗用のプラスチック製の苗箱です。長年使っていると、どうしても割れたりして減っていくのですが、枚数が多いとなかなかの高額で、ここ数年は既存の苗箱を使いまわして乗り切ってきました。それが無料で頂けるというのです。「それは助かります!!」すぐに見に行くことにしました。

 近所で待ち合わせて、苗箱のある倉庫に向かうのですが、「あれ?」とおもいました。その倉庫の方は知っています。実家に帰って農業を始めたばかりに頃、「畦草を刈るのが遅い」と散々怒ってきた方の倉庫です。(今でもあの恐怖は忘れられません)20年前に60歳くらいでしたので、もう、80歳は過ぎておられるでしょうか。聞けば、もう何年か前に農業を辞めて一日中家にいるけど一人で外に出ることはないとのことでした。

 雑草の多い小道を抜けて、シャッターのない倉庫の前に立って言葉を無くしてしまいました。「荒れ果ててしまっっている・・・」 

何というかそこだけ過去の世界に来たような、またある瞬間に時間が止まってしまってようにしか見えません。パンクをしたトラック、埃をかぶった農機具類、天井には鳩が飛んでいます。物が置いてある場所はバラバラで足の踏み場もありません。ある瞬間にとりあえず大急ぎで倉庫内に入れて、そのまま時間が流れて忘れ去られたようです。呆然としている私に知人が教えてくれました。「何年か前にいきなり倒れてな。その時からそのままになっているらしい・・・」

 「ある日、農業ができなくなるとこんなになるのか・・・」
ドンと心に突き刺さります。今まで何件もの農家さんから田んぼを借りてきて、でも借りた後の倉庫を見ることはありませんでした。誰にも引き継がれなかった農業の迎える結末がこんなふうになるなんて・・・喜び勇んで苗箱をもらいに行ったはずなのに何とも残念な気持ちになりました。

 気を引き締めていかなくてはなりません。すでにたくさんの農家さんの農地を借りて松幸農産は耕作しています。しっかりと農業を続けていける体制作りがとても大切だと思いました。これからも農地とともに、農家の人たちの思いも受け継いでいきたいと思います。

                        農業生産法人 松幸農産
                               代表 松田 丈輔

~米袋の刷新~

 長く使い続けてきた写真の米袋ですが、この度新しくしました。愛着のある原点のような袋でしたが、袋に移っている両親はすでに農業現場におらず、事実と違うため新しくしました。より温かみとはなやかさを重視して作りました。これからもよろしくお願いいたします。

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