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2017年3月10日 (金)

あぐり新聞 3月号

皆様へ

 ポツポツと雑草も生え始め、春の訪れを感じるこの頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。松幸農産では田植えの準備が着々と進んでおります。1~2月にかけて土つくり(鶏フンの散布など)も順調に進みましたし、新築のビニールハウスも完成し威風堂々と輝いて見えます。きれいに耕うんされた田んぼも藁の腐食も終わり、すぐにでも田植えができそうなところまで来ることができました。3月はいよいよ種蒔きと育苗が始まってきます。きれいに選別された種子、高性能のハウス、スタッフの健康状態もバッチリ!!機械の古さに若干の心配はあるものの例年以上に完璧な準備ができました。しかし私たちにできることはここまでです。あとは3月に適度な雨が降り、気温も上がるかどうか。こればかりは天命に任せるしかありません。「今年は絶対大丈夫だ!」 何の根拠もない自信だけを胸に、4月からの田植えになだれ込んでいきます。気分も上がって楽しみです。

 さて、昨年の春から何度か報告させていただいた「酒米プロジェクト」 今回が最終章です。実はフランスに行ってきました。当初、軽い気持ちで受けた酒米作りも途中から行政が入り話が大きくなって、産官学連携事業になっていったことは書きました。田植え祭りや醸造祭、記者会見などなどと続いて、どうやら最後は海外でのプロモーションみたいな計画になっていったようです。なぜフランスかと聞かれれば困ってしまいますが、私としては「頼まれたから・・・」という表向きの理由と、強烈に「行ってみたい」と言う本音もあり、ともあれ産官学の「産」の代表として行くことになったのです。

 参加者は行政から町長と議長、大学から学長、教授、准教授、ゼミ学生と学生取材班、2人、それにポツンと私です。酒屋さん2社は来られませんでした。フランス行きの目的は、出来上がった日本酒「神都の祈り」のPR.駐仏大使への表敬訪問、フランスにある財団や研究機関との意見交換、会場を借りての現地メディアへの記者発表と現地の人を招いての試飲会です。

 大使と話したのは殆ど町長と学長です。当然ですね。末席の私に機会はありません。・・・が「何か話さなくては・・・」と周りの空気を無視して、フランスでの日本酒の認知度みたいなことを聞きましたが「需給のミスギャップ」とメモに書かれている以外、舞い上がって詳しく覚えていません。でも、最後に「こんなにきれいに産官学の3者が来ることはまずないので、スッと理解できました」と言って頂けましたので少しは役に立ちました。意見交換会では、先生方の研究の紹介が主で、何の話かまったくわかりません(自己紹介はしました) 動物考古学を研究されている日本の方が気を利かせてくれて農業をしている私に「弥生時代における牛と水稲の関係」について話を振ってくれましたがトラクターで農業をしている私との話は合いませんメインの記者発表と試飲会ですが、準備段階では通訳や会場関係者と打ち合わせする町長や先生方を見て回るばかりで「少しでもお手伝いを・・・」と思ってもなかなか役割が見当たりませんでした。本番になっていきなり通訳の人にマイクを渡されたのでPRとして「このお酒だけのために、特別に作り上げました」といった内容を簡潔に発言しました。以上です。

もっと松幸農産をPRしてこい!!」と叱られそうですが、どうしても脇役的な位置付ですので今回は仕方がないかなと。来年も行くことになれば、準備もしっかりして「松幸さんが来てくれてよかった!」と言って貰えるようにしたいと思います。

 しかし今回は本当に新鮮な思いで行ってきました自分だけでこれだけの備えをしようと思っても簡単にできるものではありません。聞けば、それはやはり信頼性や人とに繋がりがあってのことでしたが田舎の一生産者ではここまで無理です。「見習うことが多いな」と思うと同時に「こういった繋がりも大事だな」と思いました。お役にたてなかったけど、私にとっては気づきの多い訪仏でした。ご一緒させていただいた皆様には本当に感謝です。

                       農業生産法人 松幸農産
                              代表 松田 丈輔

 「観光はないの?」そう聞かれれば、行程上ほとんどありません。バスの移動時に凱旋門やエッフェル塔近くの撮影スポットで写真を撮るためだけに停車する感じです。仕方がないので夕食後ホテルに戻って「おやすみなさい」と皆さんに言った後、歩いて凱旋門へ。次の夜はタクシーでエッフェル塔へ、朝、「あはようございます」という集合前に地下鉄でノートルダム寺院へといった具合に、一人で観光もこなしました。皆さんクタクタでしたが私はぴんぴんです。こういう時、農業で培った体力があると本当に助かります。

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